案件ごとに異なるメンバーと
最良の提案を目指す。

大学卒業後、デザイナーとして広告代理店に一年ほど従事していましたが、人の心を動かすパッケージデザインの魅力に惹かれて、サンデザインへの転職を決めました。現在は、食品のパッケージデザインを中心にさまざまな案件に携わっています。サンデザインで働く魅力は、１つの案件に対して2〜5人でチームを編成し、デザインを進めていくこと。メンバーも毎回異なるため、自分では思いつかないようなアイデアやデザインにたくさん触れることができ、毎日刺激を受けています。そこで得た知識は、私のアイデアの引き出しにしっかり貯めています。

経験を積むにつれクライアントを任されるようになり、自分の判断で進めていかなくてはいけないことも多いです。とはいえ、チームで情報を常に共有しているので、行き詰まった時には先輩に相談しながら納得のいくまで完成度を高めていくようにしています。クライアントが求めているイメージをデザインに落とし込むことも大切ですが、そんな発想があったのかと思わせるようなデザインを提案し、採用された時は、とても達成感があります。毎回、その両方のデザインを提案される先輩方は私の良きお手本。すごくかっこいいです。

「ロジック」と「感性」を
掛け合わせ、成果につなげる。

実は入社後、私のデザインが採用されない時期があったんです。その理由は、感性に頼り「見た目の美しさ」だけを追求していたから…。上司には、デザインをロジックで考えるよう何度も言われました。実際に採用されたデザインを見ると、何を伝えたいデザインなのかが明確なんですよね。私たちの仕事は、クライアントが製品に込めた想いを整理して、消費者に届く形に仕上げること。「何となくキレイ」なデザインでは、伝わらないのです。想いを、どうデザインに落とし込んでいくかしっかり考え抜く。デザインをロジックで考えるようになってから、少しずつ私のデザインも採用されるようになりました。

印象に残っている仕事は、私の強みであるイラストを活かしたお菓子のパッケージデザインです。ときめきのあるデザインに仕上げたパッケージは、店頭でも好評で「販路が広がった」とクライアントから喜びの声をいただきました。もちろん商品自体の魅力があったからこそ成し得たことですが、すごく嬉しかったです。デザインしたものが世に出て、商品の売上や反響など、成果が目に見える形で現れるのは、パッケージデザインの最大の魅力かもしれません。これからもデザイン制作を楽しみながら、数字で成果を出せるデザイナーを目指していきます。

学生のみなさんもいろいろなデザインに触れる中で、自分がときめくものや目を引くものがあったら、なぜ心を掴まれてしまったのかを考えてみてください。人を惹きつけるデザインには、必ず理由があるはずですから！

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